お家を建てる時のコンロの話をしたい。
業務用キッチンを入れた結果、コンロの選択肢がほとんど残らなかった。
最後に残ったのがリンナイのVamoで、4年使っている。
型番はET21-2STSY-S、本体はRT31-2STS、LPガス仕様。
製造は2021年5月。
結論を先に書くと、2口で困っていない。
心配していたグリルも、結果的に必要がなかった。
ちょっと困ったのは熱いフライパンの置き場だけで、鍋敷きに避難させれば事が済む。
どういうコンロか
リンナイのネット販売限定モデル。
ステンレスの卓上コンロで、2口、グリルなし。
天板はフラットで溝がない。外形は幅598 × 奥行448 × 高さ180mm、本体10kg。
特徴は火力で、左右どちらも4,000kcal/hの強火力バーナーが入っている。
家庭用のガステーブルとしては最大クラス。
キッチンに立つ男の子心をくすぐる無骨さ。マンダム!
普通のコンロは片方が弱火力になっていることが多いので、両方が強火力なのは珍しい。
なぜこれになったか
まず、我が家のキッチンは業務用にしたところから話は始まる。
ステンレスの天板に、シンクと作業台。システムキッチンだと圧迫感が出るのと、収納が多いと物が増えると思ったからだ。(この話は別に書く)
そうするとビルトインコンロが使えない。
天板に穴を開けて落とし込む前提の製品なので、業務用の天板には入らない。
みんな大好きハーマンのプラス・ドゥにはもちろん惚れていたが、諦めざるを得なかった。
じゃあコンロも業務用にすればいいとひらめいたが、これも無理だった。
火力に合わせてフードもダクトも業務用にする必要があり、ガス管も引き直しになる。
このあたりは各自治体の火災予防条例で、一般住宅の台所も「厨房設備」として規定の対象になっているそう。
機器の入力容量が上がると要求される仕様がまとめて変わるらしい。(この話も別に書く)
その全部を通して残ったのがVamoだった。
家庭用の枠の中で、いちばん業務用に近いところまで来ている製品だと思う。
台のほうをコンロに合わせた
業務用キッチンはカスタムしてもらった。
Vamoの高さに合わせてコンロ台を下げ、作業台と洗い場で水平を取った。
普通は逆で、台があってそこに合う機器を探す。
うちは機器を先に決めて、台の寸法をそれに合わせた。
おかげで卓上コンロなのに、天板が一続きに見える。
ビルトインを諦めた代わりに、こういう形で収まった。
高さは170cmの僕と150cmの嫁の両方を見て決めた。
高すぎず低すぎず、ちょうどいい。システムキッチンだと選べる高さが決まっているので、ここは業務用にした利点だった。
収まり感もなかなか気に入っている。
火力の使い方
うちは鉄鍋を使っている。
油を敷いて、余計な分はオイルポットに戻す。
白煙が出てきたら投入のサイン。野菜をさっと入れて、そこで高温炒めモードに入れる。
Vamoは温度センサーがあって、鍋やフライパンが250℃になると自動で火力が絞られる。
高温炒めモードを使うと、一時的に290℃まで上げられる仕組みになっている。
押すのは、具材を入れた少し後。
野菜を入れると鍋の温度が落ちるので、そこを補う一手として使っている。
差は測っていないが、熱と音の体感で1.25倍くらい。
もともと火力が高いので、そこからさらにグッと上がる感じ。
野菜はシャキッと火が通るし、チャーハンもパラパラになる、気がする。
掃除
余計なものが付いていないので、掃除も楽ちん。
まず手箒で固形物を払い落とす。五徳を外して、「魔法のふきん」という起毛したクロスでさっと拭く。
油がひどいときはマジックリンやウタマロを吹いて、少し置いてから拭く。
五徳の汚れは重曹を溶かし込んだお湯にしばらく漬け込み、金たわしでこすれば事足りる。
ただ、ステンレスなので、油汚れと水が蒸発した跡は目立つ。
これは覚悟しておいたほうがいい。
今はこのコンロで珈琲焙煎をしている。
チャフが飛ぶので、焙煎のたびに周りを掃除するハメになり、そのおかげで常にきれいな状態が保たれている。
4年使って不満なところ
不具合らしい不具合はない。4年間、点火も五徳も問題なし。
ただ、せっかくの高火力なのに、Siセンサーが働いて途中で火力が弱まるのは地味にストレス。
高温炒めモードで一時的に上げられるとはいえ、長く高温を維持したい場面では結局絞られる。
うちはメーカー非推奨のやり方で手を入れているので、そちら側はこの問題がない。ただし安全装置に関わる部分なので、具体的な方法は書かない。
部品が単品で買える
これは後から知ったことだが、Vamoの交換部品はリンナイ公式の部品販売サイト「Rinnai Style」で1点から買える。
会員登録して型番を登録すると、自分の機種に合う部品だけが表示される。
五徳もバーナーキャップも、汚れたり傷んだりしたら交換できる。
長く使う前提で選んだ道具として、これはありがたい。
誰に向くか
向く
- ステンレスの雰囲気が好きな人
- 2口で足りる人
- グリルを使わない人
- 炒め物で火力を使う人
- 掃除の手数を減らしたい人
向かない
- グリルで魚を焼く人
- 3口以上を同時に使う人
- 天板の汚れや水跡が気になる人
- ビルトインの見た目を求める人
うちは魚をアラジンで焼いて食べるので、グリルがないことは困っていない。
グリルは掃除の手間が大きい設備なので、使わないなら無いほうがいい。
